最近、ラケットを変えてみました。
今まで使ってたのが、300gのバランスポイント320mmの奴で、今回変えたのが340gのバランスポイント305mmの奴です。
前の奴がトップヘビーと言われている重心がラケットの先の方にある奴で、変えたのがトップライトと言われる重心がグリップ側にある奴です。
慣性モーメントを単純計算すると、前の奴が96000gmmで、変えた奴が103700gmmです。
使った感覚的にはストロークやサーブの感じはあまり変わっていなくて、ボレーが変えた奴の方がかなりやり易かったです。
ここだけ見ると、変えて良かったと言えるのですが、新しいラケットで1時間ぐらいプレーしてると手首に違和感を感じるようになりました。
ラケットがボールに当たる時は運動量保存則が成り立つように思います。
こういう奴です。
mv+mv=mv+mv
大雑把に議論するとラケットのフェース面の重さとスピードだけで、返すボールのスピードが決まります。
ボレーでボールを打つ時はボールがラケットに当たった時の衝撃で、ラケットが後ろに回転してしまいます。
この衝撃の力が強くなると、ボールが上に飛んでしまい、失点に繋がります。
ラケットを少しスイングしたりする事でカバーは出来ますが、この衝撃はラケットが軽い程、大きくなります。
仮に重いラケットと軽いラケットを用意してそれぞれでボレーをするとします。
この時、インパクト前のラケットを動かさず、インパクト前後のボールの速度を同じにした場合、運動方程式に当てはめると、軽いラケットの方がインパクト後のラケットが後ろに動く速度が高くなることが分かります。
次はボレーの時の慣性モーメントの話です。
ボールのインパクトの時の慣性モーメントをBとして、ラケットのウエイトの慣性モーメントをRとするとB+Rが小さい程、自分の手のひらで支える力は小さくなります。
このRはラケットが軽い程、またバランスポイントが小さい程、小さくなるので、軽くてトップライトなラケットの方が必要な力は小さくなります。
まとめると重さについては、一長一短ありますが、バランスポイントについては、トップライトの方がボレーはしやすいように思います。
ちなみに今回買ったラケットはプロスタッフRF97です。
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